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2021-01-11
曽我 純

世界の新型コロナ感染者と死者は増加している。北半球が本格的に寒い季節に入り、ウイルスが感染しやすい環境になってきた。最近の感染者数は右肩上がりとなり、いつまでこの傾向が続くのかだれもわからない。7日、日本でも1都3県に緊急事態宣言が出されたが、期間は2月7日までの短期だ。どのような根拠でこうした短期間にとどめたのだろうか。極めて曖昧な決め方である。

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2020-12-28
曽我 純

円ドル相場は103円台が定着しつつある。12月16日公表のFOMC声明では、「委員会は当面、2%をやや上回る程度のインフレ率の達成を目指す。達成されるまで緩和的な金融政策の姿勢を維持する」と言う。ゼロ金利が向こう数年期待できることから、円高ドル安の地合いは継続するだろう。日本の貿易収支も11月まで5カ月連続して黒字が続いていることも円高要因だと考えられる。

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2020-12-14
曽我 純

国内の新型コロナ感染者数も過去最多を更新しているが、菅首相はGo Toに固執し、対応は後手になってきている。処置が遅れれば遅れるほど傷口は大きくなり、最悪、手の施しようがなくなる。宿泊、飲食店を支援する必要はあるけれども、感染者が急増すれば、規制しなくても人出は遠のくだろう。

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2020-12-07
曽我 純

米株の過去最高値更新が外人の日本株買いを促し日本株も続伸、これで日経平均株価は5週連続高。11月の外人の日本株(東証1部)買い越し額は約1.5兆円に達している。外人による日本株の大幅な買い越しは円買いドル売りを伴い、1ドル=103円台の場面も見られた。

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2020-11-30
曽我 純

11月24日、NYダウは3万ドルを突破した。2017年1月25日に2万ドルを超えから3年10カ月の短期間で3万ドルの大台に乗せた。1万ドルから2万ドル超には約18年を要している。ワクチンが期待通り効果を発揮し、経済が正常化すると仮定しても、これから米国経済が過去10年間よりも高い成長を遂げることは難しい。

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2020-11-23
曽我 純

新型コロナ感染拡大が世界経済を揺さぶっている。ウイルスが宿主として入り込んだ人との折り合いがまだ定まらないのだろう。人間に宿ってから1年にも満たないので、簡単に収まることはなく、長期戦として備えなければならない。ウイルスの猛威にはさすがの米株式も足踏みを余儀なくされ、債券利回りは低下、3カ月物短期金利は過去最低を更新した。

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2020-11-16
曽我 純

世界的に新型コロナ感染者数が過去最多を更新しつつあるなかで、S&P500などの米株価は過去最高値を更新している。感染を防ぐワクチンの開発が報じられたことによって、一斉に株式買いに動いたからだ。だが、さまざまに変異しているウイルスに有効なワクチンが1年にも満たない短期間で開発できるのだろうか。株式はあまりに先走りすぎである。

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2020-11-09
曽我 純

投開票から4日後の7日、ようやくバイデン氏が次期米大統領に決まり、トランプ政治に幕を下ろした。米国第一を掲げ、やみくもに自国の利益だけを追求する政治から世界全体に目を注ぐ政治に舵を切ってもらいたい。政治や経済の広い分野で米国の影響力は依然大きく、米国の振る舞いによって、世界の姿も変わってくるからだ。

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2020-11-02
曽我 純

NYダウは下振れしつつある。週間、1,834ドル下落し、トランプ離れが進行しているようである。米大統領選のほかに欧州でのロックダウンなど、経済などの先行きがますます不透明になってきている。7-9月期の実質GDPは米国の前期比7.4%、ユーロ圏の12.7%とそれなりの回復がみられたが、10-12月期は反落するかもしれない。

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2020-10-26
曽我 純

株式は膠着状態にある。NYダウは10月7日から13営業日連続28,000ドル台、日経平均は8月31日以降23,000円台で推移している。バイデン優勢が強まるにつれて、株式の動きは鈍くなり、商いも少なくなってきた。4年ぶりに米国の政治が変わろうとしているけれども、そうした変化を株式関係者は必ずしも歓迎していない。