週間マーケットレターは、執筆者様の休暇に伴い9月
日本のCPI(消費者物価指数)は今、3%台半ばで推移している。生鮮食品は低下したけれども、生鮮食品を除く食料が高止まりしているため、これだけでCPIを1.84%p引き上げた。ただ、今年1月の4.0%から緩やかではあるが伸びは鈍化している。
三連休の真ん中に投票日を設け、投票率を引き下げる。議席を取るためには、できるだけ選挙に関心を持たせず、投票に行かないようにするのだ。見え見えの策だが、これが自民党の選挙の基本戦略なのだろう。こうした恥も外聞もない政党が、戦後のほとんどの期間、政治を支配していたのだ。結果、政治は米国に支配され、経済も市場原理を取り入れ、長期低迷と所得・資産格差拡大を招いた。
世界は俺のものだ、思うままに動かしてやる、と老大統領は喚く。世界を良い方向にリードするのではなく、戦争を拡大させ世界を不安にさせるような不見識な発言を連発している。常に世界から注目されたい自己顕示欲だけが旺盛なようだ。これだけ3流役者の見るに堪えない劇を繰り返し観劇すれば、観客は呆れ果てているはずだ。米大統領なので、老人の戯言で済ますわけにはいかない。
今日は都議選、約1カ月後には参議院選がある。物価高対策として消費税の税率引き下げ・廃止や現金給付などが選挙公約に掲げられている。5月のCPI(消費者物価指数)は前年比3.5%と前月より0.1%p低下した。3%台半ばで推移しているのは、ウエイトの高い食料(26.26%)が前年比6.5%と高止まりしているからだ。
2カ月ほど認知症の人とくらしてきました。100歳近いアルツハイマー型認知症だと思います。3月中旬、肺炎に罹り、入院。1カ月後に退院し、自宅療養。退院時には足腰はいうことを効かず、歩行できない状態でした。食欲もほとんどなく、回復の見込みはつかなかった。だが、徐々に回復し、おぼつかないけれども歩けるようになりました。
週間マーケットレターは、執筆者様の休暇に伴い、少しの間、お休みさせていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
編集部
トランプ大統領の高関税と中国の報復措置により株式は動揺している。週間では日経平均は9.0%、NYダウは7.9%それぞれ下落した。だが、これまで異常に上昇していたことを思えば、この程度の反落はたいしたことではない。米国に倣って、株式至上主義とも言える流れを国と中央銀行が強め、国民の多くが「貯蓄から投資」の言葉に釣られて株式に参入していった。
トランプ大統領の関税引き上げにより株式は揺さぶられているが、金価格は過去最高値を更新している。今回の金価格上昇はウクライナ戦争に起因している。戦争開始後には下がったけれども2022年10月には底入れし、多少の下押し場面はみられたものの、ほぼ一本調子で値上がりしていった。先週末には1オンス3,114ドルと底値からの2年5カ月で約2倍となった。
日本株流通市場の超活況は継続している。日本取引所によれば、今年1月と2月の市場計売買代金は年率1,212兆円である。一日平均では5.5兆円、多い日では8兆円を超えている。2024年の売買代金は1,322兆円と過去最高を更新しており、まさに異常な状態だと言える。日銀が金利を引き上げたとはいえ、0.5%では株式にブレーキを掛けるほどではない。