2024-05-26
曽我 純

日本の10年債利回りが1%を突破しても円安ドル高は止まらない。昨年末から11.3%の円安ドル高だが、ドルユーロは同1.7%のユーロ安にとどまっており、ポンドドルは変わらずである。円独歩安と言える状況だ。10年債利回りの日米格差は昨年末の326bpから346bpへと拡大しており、こうした利回り格差がこれからも続くという観測が円安ドル高傾向を支えている。

2024-05-20
曽我 純

NYダウは終値で初めて4万ドルを超えた。それでも昨年末比の上昇率は6.1%と日経平均株価の15.9%を大幅に下回る。S&P500やナスダック総合はいずれも11.2%の値上がりだが、DAXより伸びは低い。米10年債利回りが上昇すれば下押し、低下すれば上伸する分かりやすい米株相場だ。

2024-04-09
編集部

来週から一月ほど執筆者窯焚きのため週刊マーケットレターはお休みいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

2024-04-08
曽我 純

米国経済の好調さが裏付けられた。3月の非農業部門雇用者は前月比30.3万人と前月の27万人を上回り、昨年5月以来の拡大となった。これで今年第1四半期の米GDPは前期以上に伸びるだろう。非農業部門雇用は前年比1.9%と依然高い伸びを維持しており、新型コロナ以前の伸びを上回っている。3月の労働参加率は62.7%と新型コロナ以前の63.3%を下回っており、雇用が逼迫するような状況ではない。

2024-04-01
曽我 純

米国経済は好調だ。3月のミシガン大学消費者信頼感指数は2021年7月以来2年8カ月ぶりの高い水準に戻り、2月の米個人消費支出(PCE)も前年比4.9%と前月を0.4%p上回った。米国経済のエンジンであるPCEが拡大していれば、米国経済に大きな問題は生じないだろう。雇用が拡大し、それにつれて賃金が伸び、さらにPCEの増加に繋がっている。

2024-03-25
曽我 純

19日、日銀は無担保コールレートをマイナス0.1%から0~0.1%にした。日銀は「賃金と物価の好循環の強まりが確認されてきており、・・・2%の「物価安定の目標」が持続的・安定的に実現していくことが見通せる状況に至ったと判断した」。だが、高々0.1~0.2%ほどの引き上げである。この程度の微調整でなにが変わるのだろうか。

2024-03-18
曽我 純

1月のCPIは前年比2.2%に低下したが、現金給与総額(毎月勤労統計)は同2.0%、勤労者世帯の世帯主収入(男、家計調査)は同0.0%とCPIの伸び以下である。昨年の春闘の妥結結果によれば、3.99%の賃上げが実現された。だが、これだけ賃金が上昇した指標は、どこにも見当たらない。今春闘の連合による第1回目の集計によれば、5.28%と1991年以来33年ぶりの高い賃上げだそうだ。

2024-03-11
曽我 純

米非農業部門の雇用拡大は続いている。2月も前年比1.8%と伸びは鈍化しているけれどもまだまだ高い伸びだ。これから年末にかけて前月比20万人前後の雇用増が期待でき、米国経済は実質前年比2~3%程度で成長するだろう。FRBは物価をみながら政策金利を恐る恐る引き下げるのだろう。引き下げなくても、米国経済は順調に推移しているのだから、弄る必要はないのだ。

2024-03-04
曽我 純

ナスダック総合は2月29日、2年3カ月ぶりに過去最高値を更新し、米株は全面高だ。昨年第四半期の米実質GDPは前年比3.1%伸び、経済は拡大しているが、これだけの株高を説明できるほどの勢いではない。今の米株高は先行きの政策金利に期待しているところが大きい。ウォール街は共和党であり、トランプの返り咲きに賭けている。

2024-02-26
曽我 純

2月22日、日経平均株価は1989年末の過去最高値(38,915.87円)を抜いた。円安ドル高の持続が利益への期待を高め、株価を押し上げている。この強気相場に乗る以外にはないと買い意欲が旺盛だが、期待で上がっているだけに、その期待に少しでも疑念が生じることになれば、相場は終わりになるだろう。