2013-11-24
曽我 純

こんなに株価は上昇してよいのか

為替、債券、株式の各相場はFRBの金融緩和策によって支えられている。が、金融緩和縮小の時期をぼかすような発言の繰り返しが、相場にいつまでもつだろうか。米消費者物価の上昇率は低下しているが、それでもプラスであり、政策金利を上回っている。名目GDPの伸びは低いとはいえ、7-9月期は前年比3.1%上昇しており、10年債利回りはそれを下回っている。

2013-11-16

週刊マーケットレターは11月25日号より掲載いたします。

週刊マーケットレターは11月25日号より掲載いたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

2013-10-13
曽我 純

米国の抱える真の経済問題

債務の法定上限引上げが決まらないことへの不安からNYダウは週央、1万5,000ドルを下回ったが、不安が回避されそうなことから反発し、週末値は先月27日以来の高い水準で引けた。それほど米債務上限が問題であるならば、米債が売られてもおかしくないが、不思議なほど米債相場は安定していた。

2013-10-07
曽我 純

消費減で設備投資が増えるのか

10月1日、安倍首相は現在の5%の消費税率を来年4月に8%に引き上げることを決定した。3ポイントの引上げは1997年4月のときより1ポイント高い。今年間12.5兆円程度の消費税が来年4月から20兆円ほどに急増する。GDP統計(名目)によれば、2012年度の民間最終消費支出は289.8兆円である。

2013-09-29
曽我 純

正気の沙汰ではない東電の審査申請

東電は27日、柏崎刈羽原発の6、7号機の審査を原子力規制委員会に申請した。新潟県の泉田知事との茶番により、審査申請は既定路線だったが、大本は安倍政権の原発推進政策である。安倍政権が原発推進を唱え、実質国有化されているので、東電は自信を持って審査を申請したのだ。審査を申請しなければ、安倍政権の原子力政策が問われるからだ。 

2013-09-22
曽我 純

金利低下・借入減少下で国債購入に励む日銀

FRBは金融緩和縮小を見送った。「物価安定下、労働市場の見通しが著しく改善するまで、FOMCは財務省証券とMBCの購入を継続」する。バーナンキFRB議長は、債券を購入し続ければ、いずれ雇用は改善し、経済は拡大すると信じているようだ。

2013-09-15
曽我 純

一筋縄では行かない円ドル相場

4-6月期のGDPが上方修正され、消費税率が引き上げられようとしているが、名目GDPは前年比0.7%しか伸びていない。消費税率の引き上げが決まっていないといえ、伸び率は弱く、千鳥足の状態である。引上げが決まれば来年1-3月期まで経済は伸びるけれども、その後は大きく落ち込むだろう。

2013-09-08

日銀の幻想

8月末、日銀の総資産は205.6兆円とはじめて200兆円を超えた。3月末比41.3兆円の増加である。FRBの総資産も4日時点で3.65兆ドルと過去最高を更新している。日銀総資産・名目GDP比が42.9%に対して、米国は21.9%である。日銀の総資産は経済規模からみるとはなはだ大きく、これに比べればFRBの資産規模は小さく、資産購入を縮小する必要はないともいえる。

2013-09-01
曽我 純

前年比1.6%も減少した生産年齢人口

週末発表の7月の経済指標は改善傾向を示したが、株式は冴えず、週末値では6月第3週以来の低水準で引けた。月末値では小幅だが、4ヵ月連続安と完全に頭打ちとなっている。米金融政策の変更や消費税率引上げなどの決定が間近に迫り、それにシリアや中東情勢も加わり、市場参加者を神経質にさせている。