2025-03-17
低労働生産性と給与を抑制し続ける日本企業
日本の10年債利回りは1.5%を超え、昨年末比50bpほど上昇する半面、米債は同26bp低下し、ドルに対して円は5.9%上昇している。米国が仕掛けた関税合戦が続くのであれば、それなりに物価を押し上げることになるだろう。一方、世界的に貿易の伸びは鈍化し、世界経済にマイナスの影響を及ぼすはずだ。
2025-03-10
欧米の生産能力の低下がロシアを有利にしている
米国が仕掛けたウクライナとロシアの戦争は結局、米国が手を引く形で停戦が実現されるのではないだろうか。すでに、戦争が始まってから3年経過したが、ウクライナの勝ち目はほぼゼロだ。勝ち目のない戦争を無理やり継続させれば、毎日、おびただしい数の死傷者が出るだけだ。制裁など広大な国土を持つロシアには効かない。米国と欧州が束になって挑んでもロシアに圧倒されている。
2025-03-03
出生増ではなく大砲を選ぶ政府
昨年12月の『人口動態統計速報』によれば、去年1年間の出生数は720,988人と前年よりも5.0%減少した。5年前の2019年比19.8%も減少しており、2019年・2014年比の13.2%減よりもさらに減少率は大きくなった。この調子で減少していけば5年後には、出生は60万人を下回ることになる。一方、2024年の死亡は1,618,684人、前年よりも1.8%増加した。
2025-02-24
債券利回りと食料価格の高騰
10年債利回りは急上昇している。昨年末比で33.5bpの上昇であり、米国やイギリスの14bp、9bpのそれぞれの低下とは対照的である。独債は上昇しているが、それでも9bpにとどまっており、日本の上昇が図抜けている。先週末は2009年11月以来、15年4カ月ぶりの高い利回りとなり、株式や為替さらに不動産に影響を及ぼしている。