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財担保通貨の場合、財の価格変動を吸収するために比較的値動きの少ないいくつもの財のバスケットを構成して担保とする手法があります。

:: Morino,Eiichi

財担保通貨の場合、財の価格変動を吸収するために比較的値動きの少ないいくつもの財のバスケットを構成して担保とする手法があります。

しかし実際横浜ではじめるのはもっとシンプルなもの
です。
骨子のみいいますと、
会の生産者会員が農産物と引き換えることを約した
引換証を発行します。この証書を非生産者会員が
円貨で購入するか援農で働いた見返りに入手する
かします。この引き換え証は会員のなかで地域
通貨として機能します。また会員は農産物と引き換えたい
ときは生産者会員に申し出しますと、その時点での
地域の標準的な商店店頭での同等品の値段で、いわば
「スポット」の価格を目安にして、譲渡の交渉ができます。
この券の販売によって入る円貨は生産者会員に配給
されます。生産者からみると農産物の先渡し契約に
よって円貨が只今入ってきたようにみえます。生産者
会員は一定期間経過後(1年間か2年間)支給された
円貨に見合う引き換え証を会に引渡す必要があります。
消費者のほうは、先買いすることによって失われる
円貨の流動性打歩分を埋め合わせる実物ベース(農
産物ベース)での増加分を、この引き換え証下部に
着いている(WAT増価型証書タイプ)のクーポンで
うけとります。このクーポン部分も切り離して地域通貨
として使用できます。生産者はこの引き換え証による
引き換え要求に最優先に応じる義務を負います(でない
と、マーケットで高い値がつくときは全量マーケットに
出したくなるのは人情)。

詳細や具体的なノウハウは別途文章化して
「人間の経済」誌に書く予定です。

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