返答が長くなってしまったものは別ページで表示しました。 をクリックすると返答のページへリンクします。
その時点でのディスカッションですので内容が現在とそぐわない場合もあります。あくまでも参考としてお読みください。
サイト係りの不手際で発言日が掲載されておりません、折々付記していきます。
このへんは、地域通貨のなかでマイナス利子を実施するところもでてきましたが、そういう地域通貨のシステムのなかでの議論と、本位貨幣の世界で課税貨幣を導入するマクロ的な次元での議論をちょっと区別して議論しておきたいというところはあります。 Morino,Eiichi
現実にそれがないわけですが、なぜ存在していないのでしょうか。なぜ本位貨幣ではできないのでしょうか。,,,, Morino,Eiichi
どのように一致させ、どのように実行するのでしょうか。 国際的次元では戦後、ブレトンウッズでケインズがマイナス 利子率の国際通貨、バンコールのシステムを提案しました。 まったく無念なことにそれは米国のホワイト案に破れたのです。 そうして、私たちは、現在のような異形な姿を示す国際金融 秩序のなかにいるわけです。 地域のレベルで、国のレベルで、そして国際的レベルで、お金 のシステムには改革が必要です。 それを導く理念は共通して います。 地域通貨の理念です。 わたしたちは、自分たちのいる ところでまず、それを開始することができます。 そして大きな 価値観の変化をもたらしながら、それは進んでいくと思います。
利潤はあげて当然です。 その富が反社会的に退蔵されないこと が問題なわけです。 利子と利潤はどこが違うのでしょうか。 利子は利付き貸借のなかで確定されたものです。 これは資本コスト として必ず生産コストのなかに入り込んでいます。 資本家はこうした コストを覚悟で貨幣を借入れ、投資します。 事業が行われ生産物 が販売されます。 事業がうまくいくときもあります。 そうでないときも あります。 後者の場合は利潤はでてきません。 つまり利潤はつねに リスクに関連しているわけです。 しかし、利子は産出高になんらの 関連ももたないプレミアムです。 利潤は市場向けの供給を目的と する企業運営のリスクと企業活動に対する企業活動の産出高に 関連したプレミアムです。 地域通貨は私的な企業家体制がよいとか悪いとかはいいません。 問題なのはプラスの、社会に負荷を賭ける利子システムにたつ 通貨制度ではないお金の仕組みを作ろうとしているわけです。 Morino,Eiichi
価値保蔵機能を失うとはいっていません。減価しながらも価値は保蔵されるのです。減価するだけです。ですから当然、契約の清算手段機能を減価する貨幣は果たすことができます。経済学の理屈で議論する前に、ready
moneyに負荷がかかるとき自分であればどうするか、考えてみてください。
合理的に考えたばあいどうするか。例えば、現下の経済状況下で貴兄が100億もっているとしてどう行動しますか?そして、そのキャッシュに持ち越し費用がかかるときどう行動しますでしょうか。 Morino,Eiichi
貨幣の発行残高だけでなく、貨幣の流通速度が重要なのです。貨幣は、残高*速度、分だけ価値を生み出しています。
ちなみに、日本の流通速度は0.8ぐらい。(名目GDPをM1で割った値)イサカアワーズは、12ぐらいという話があったと思います。(これは推計値でしょう)下記の例だと、25以上のようですね。2002-04-23 Morino,Eiichi
C/S型は水平な構造ではありませんからサーバーが常に維持され、壊れることなく、正常に維持され続けることを前提にしています。
地域通貨がゼロ利率の契約で行われていくとすると、運営団体は永久に存続しなければならないということになります。でなければ信頼を担保できません。
これは運営上非常な困難を伴います。 Morino,Eiichi
財担保通貨の場合、財の価格変動を吸収するために比較的値動きの少ないいくつもの財のバスケットを構成して担保とする手法があります。しかし実際横浜ではじめるのはもっとシンプルなものです。 Morino,Eiichi
基本的な問題はいくつかありますが、
Morino,Eiichi
みなが地本主義を信じていたときは、みなが無担保の円を 土地で担保しているかのように祭り上げていたといえますね。 土地は将来必ず、上昇するという予測が支配的で、土地の時価 以上の金額が平気で貸し出されました。土地を持ち越せば、 保有にかかる土地関係の諸税を差し引いても、必ず値上がり しているので、将来に対してプラスのスプレッド(価格の開き)が 成立しました(そうなるはずと皆信じてました)。その予測が実需 以上の土地需要を生み、土地価格を高騰させました。土地に 対して円は下落していたわけです(資産インフレ)。この教訓は 時価で変動しにくい安定した財で担保された証券が必要ということです。 Morino,Eiichi
地域通貨は円と交換できません、というのがどこでも採用している方針ですが、これについて、その意味を理解されていない方が多いようです。