スイス自由経済同盟提案の自由貨幣(1938年)

カンタンにいえば、インフレのときはカネ以外の資産で持っているほうが得。

だってオカネの購買力が低下して、オカネの値打ちが下がるから。

デフレのときはカネでもってるほうが得。

だってモノなどカネ以外の資産の値打ちが下がっていくから。カネを使うのを先送りするほど得。

だからカネ持ちはカネを握って使わないでいるほど得をする。

カネっていう回りものが回らなくなる。景気は悪くなる。びんぼうにんはそもそもたいしたカネはもってないからデフレで得することはない。くわえて景気の悪化の直撃もうける。ヤだね〜

じゃあ、カネを使わないで貯めこんじゃったら税金がかかるようにしようじゃないか、ならば使うよね、ってんで考案されたのがスタンプ貨幣。これを経済を停滞から解放し、びんぼうにんを貧困から解放するって期待をこめて、自由貨幣ともいったし、だんだん値打ちをなくしていくんで消滅貨幣ともいった。ケインズはこれをカネにかける持越税っていってた。

原理はかんたんで、添付したのは、したもの(実施はされなかったようだ。画像にもMusterってあるから見本)だけど、オカネの額面に印紙を貼る欄がある。1000フラン札で、指定の期日(月一回)が来たら5フランの印紙を買ってきて貼らないと、その日以降は使えない。5フランの印紙にはドイツ語では「溜め込み税」、フランス語で「(流通)加速税」と書いてある。1000フランに対して5フラン掛ける12で60フラン、つまり年率6%のマイナス金利が名目利率で成立するってこと。

これは金持ちにとっては最悪の税だ、なんていわれた。でも、税金をはらいたくなきゃあ、使えばいいだけ。もっとも優しい税なんだ。でもいつも金持ちは反対するんで、なかなか実施されない。デフレのときこれをすればいいのにね。

政府には印紙税売上収入も入って公共的な支出に使える。一年がおわって印紙を貼り切った札は翌年、新しい1000フラン札に交換してもらう。

でも、反対する人は、印紙貼るのがメンドーとかいろいろ理屈をつける。

でも日本人だって印紙のような証紙をお札に貼って使ってた経験はあるんですよ。新札の印刷が間に合わなくて旧札に印紙様のものを貼って使った。敗戦後の昭和21年、金融緊急措置令が出て新円切り替えがあったころ。

その話は、別口で〜

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