現金擁護論

はからずも現金廃止論が現金の優越性を指摘する擁護論を喚起している。
ECBのドリス・シューネバーガーの議論をハンデルスブラットが伝えている。

500-Euro-Schein: EZB-Expertin steht zum Cash
http://www.handelsblatt.com/finanzen/vorsorge/altersvorsorge-sparen/500-euro-schein-ezb-expertin-steht-zum-cash/13430906.html
・現金と犯罪の間には明白なリンクは存在しない
「犯罪者は自動車や携帯電話を使っているが、誰も真剣にその使用を制限しようとは考えていない」

・決済の代替手段とは異なり、データ保護という問題に直面しはしない

・インフォーマルな経済の規模と現金の間には統計的に実証可能なリンクはない

なぜ現金が選ばれるのか
・銀行システムの健全性に疑問がもたれる時代に個人資産を確保する目的を果たす
・現金の価値保蔵機能は正当であり、いっそう重要になる

通貨の信頼性が損なわれるべきではない
・クレジットカードや電子決済があるが、現金が最重要な手段
・現金があればこそ、競合的な電子形態の決済での効率性追求が動機づけられる
・現金はプライバシーの懸念なく即時決済が可能、全く信用調査も必要としない、支出行動の良好な制御が可能。