4月の米住宅着工件数が前月比12.8%減の45.8万戸と過去最低を更新し、その翌日(20
日)、FRBが09年の米実質経済成長率の見通しを-2.0%〜-1.3%に下方修正したことなどか
ら、ドル・ユーロ相場は昨年末以来のユーロ高・ドル安となった。それに釣られ円ドル相
場も円高に振れている。
3ヵ月物ユーロドル金利は週間で0.16%も低下し、ユーロ金利の約半分となり、短期資
金は金利の高いユーロへ流れているようだ。米・ユーロの短期金利差の拡大は米債離れを
起こし、米債券相場は急落した。米3ヵ月物と10年物の金利差は週末2.8%と3ヵ月前に
比べれば、1.55ポイントも拡大し、金利差からみれば、米金融機関の収益環境は著しく改
善しており、イールドカーブの形状は米景気の底を窺わせているともとれる。PDFを読む
下げ止らない機械受注
3月の機械受注(船舶・電力を除く民需)は前月比1.3%減と2ヵ月ぶりのマイナスとな
ったが、前月比の変動率は小さくなり、落ち着いてきている。前年比でも22.2%減と1月
の-39.5%から減少率は縮小してきた。だが、このまま状況が改善していくかというと、先
行きの受注は厳しくなるように思う。09年3月期の業績発表などから、電機や輸送関連の
主力企業は、今期の設備投資を大幅に削減する計画であり、09年度の機械受注のマイナス
幅は08年度(-14.1%)よりも大きくなるだろう。PDFを読む
会場変更:エントロピー学会東京セミナー開催について
会場がより広い502教室に変更になりました。
下記では501となっていますが、502です。
http://entropy.ac/modules/newbb/viewtopic.php?post_id=97&topic_id=88&forum=1#forumpost97
【ご案内】エントロピー学会東京セミナー開催について
【ご案内】エントロピー学会東京セミナー開催について
■日時 6月7日(日)東京セミナー:午後1時~3時
■会場 国学院大学(渋谷キャンパス)大学院演習室501
■交通アクセス
http://www.kokugakuin.ac.jp/guide/access.html
■キャンパス
http://www.kokugakuin.ac.jp/content/000007812.pdf
■講演
森野榮一さん(経済評論家、ゲゼル研究会代表)
■演題
「信用における無限ループの崩壊と経済の定常性」
■参加費 500円
(学生さんは無料)
■主催 エントロピー学会東京セミナー
■問合せ 森野榮一まで メール eiichi.morino@gmail.com
※どなたでもご参加いただけます。
トヨタの大幅営業赤字予想と2年連続2桁減の鉱工業生産指数
米国の株価は3月9日を底に反発しているが、日本は1日遅れの3月10日が底となり、
米国を追随した動きを示している。米株が上昇すれば、外人が日本株を買うという期待か
ら、個人も買い越しに転じており、商いは膨らんでいる。先週の7日、東証1部の売買代
金は1月7日以来の2兆円超となり、売買高は30億株を超えた。流通市場だけが活況に
なり、株式は実体経済とますます掛け離れつつある。PDFを読む