GRSJ HOME / ライブラリー
2002年 前半

::2002

GRSJ レポート

<2回シリーズ>銀行の数として多過ぎる?!? 2002-07-19

衆議院財務金融委員会で、日銀の速水総裁は、 「銀行の数として多過ぎると感じている。強いところが残って弱い ところを頼っていくということがあるが、このことはいいことだ。 同一地域、なんらかの関係で、(金融機関が)一緒になって、数が 減っていく方がいいと思う。かなり整理されていいのではないかと 思う」 なんて発言!したそうです。

不良債権処理のために金融機関の体力を増強しようと しているのは理解できますが、それと 銀行の数が多すぎるという発言はあまり関係性は ないと思います。「既存」の銀行は数が多すぎる というのなら理解できますが・・・ 銀行といい一般的な概念だけで考えるのは、 あんまりにも無茶ですね。 銀行にもいろいろな種類があり、 スケールにあった仕組み、取引先にあわせた仕組み をもって業をなすべきでしょう。

ちなみに日本は現在銀行は700ぐらい。 自由競争社会と思われている米国は、1万!。 <米国は銀行の役割が免許の種類や規模で明確化している

社会経済生産性本部の提案で、CRAの話が出ていますが、 これは金融監督側の法律なので、ここではもっと 別の議論をしてほしかった限りです。 <銀行免許の話とか・・・ <それにしてもこの報告書、人のアイデアや意見を 拾い集めすぎでコピーライトは大丈夫なのでしょうか? 30年代の補完通貨とゲゼルの部分は、誤りも多いですし。Rui Izumi<>

「否定される傾向にある”コモンズの悲劇”」 2002-07-19

昨今はこの「コモンズの悲劇」は否定される傾向にあります。 ハーディングが言ったコモンズは、共有的資源(例としては草地をあげている。だれ でも ここにアクセスできれば資源は過剰消費されて枯渇する)にだけ注目していますが、 このような単に資源としてコモンズを捉えるのではなく制度として捉えるのが 正確だと思います。(一般的な経済学のテキストでは資源として捉えていますが・・ ・) つまり、関係者が、持続的な資源の利用や保全に向けたルールを設け、 それに基づき自治的に資源管理を行う制度もしくは組織のことを「コモンズ」と いうのがわたしよいと考えています。 (資源だから枯渇するのではなく、制度、厳しく言うと罰則がないから枯渇するのだ と。)

詳しい話は、秋道智彌、井上真さん当たりが書いている本を読むと 具体例がたくさん載っています。 あと、琉球の蔡温も『山奉行所規模仕次帳』において実際にコモンズ的な林政を 行ったということを記しています。 Rui Izumi<>

ゲゼルの自由土地を簡単にまとめてみます。2002-07-05

ゲゼリアンの限界地の自由土地はこうした社会構成を実現しようと する取り組みのなかで(自立経済)、ゼロ地代の農地を成立させ、 そこに母子にして希望するものが移住し母性体(ムッターシャフト)を 形成していこうとするものです。彼女らの所得は一種の基礎所得(市 民所得)としての母子年金よりなり、その財源は土地にかかる税が充 てられるべきだ(土地に値がつくのは母子による人間の形成が根底に ありという考えにもとづく)というものです。実際はこうした取り組みより もう少し現実的な、より優良な、しかし耕作適地としての程度が相 対的に低い土地への入植運動と、その協同組合としての展開が 戦前の欧州で行われました。稼得機会の多い都会からの移住には、 都会が集積による利益として、当事者に原因せずただ当事者の資産 所有にのみ原因する土地資産の価格上昇による利益を成立させている 事情に課税する土地にかかる税が与えられるべきだというものです。 この母子年金の給付は限界地に成立したムッターシャフトによって そのメンバである母子に支給されるものとされました。 Morino,Eiichi

岩手の信用生協 PDFレポート 2002-06-30

信用事業を行う信用生協の概要をまとめたレポート Rui Izumi<> 著  2002-06-30

世界市民のための「連合の連合」 2002-06-29

ぼくらは一元論的な普遍主義者のネーション・ステートが当たり前とおもってますが、欧州でもnationとetatが違うように別ものと考えることができる状況にきてるんじゃないかと。地域性に即するとすぐナショナリズムの心配をなさるひとがいますが、そうした方は反国家と自認するわりには国家的な権威的原理で生きるstatist国家主義者のようにみえますね。この国で○のなかに、「くに」といれれば国家ではなく、古代中国の言葉でいえば、土地と五穀の神を擁する社稷、Volkやpatrieは国家にまとめ上げられてきましたが、個性ある地域として自立しながら、相互に連合する federalismeとcon-federalisme(連合の連合)の時代意識が出てきているように思ってます。そうでないと平和は存在しえないでしょうね。平和のうちにしか、固有の社稷に属しつつ世界市民でもあることは不可能でしょうから。 Morino,Eiichi

パプアの貝貨の話の続きの資料 2002-06-28

伝統的に使わきた貝殻通貨が法定通貨として使われるようになった話の続編です。Rui Izumi<> 著  ライブラリーにも収められてます。

神奈川子ども未来ファンド 2002-06-26

神奈川では、支援組織であるアリスセンター、市民セクターよこはま、そして パブリックリソースセンターを中心にして、NPO等が運営するフリースペース、 フリースクール、シェルターを支える地域ファンドの形成に取り組もうとしていま す。

ペイオフ簡単なおさらい。2002-06-24

ペイオフとは、日本の場合、金融機関を清算した時、預金等元本1000万円までとその利息等を限度として「保険金」を払い、残りの預金等に関しては清算配当率に応じて払うという破綻処理のことをさします。(狭義のペイオフ)

5月25日のボルティモア・サンで地域通貨の記事が載りました。

5月25日のボルティモア・サンで地域通貨の記事が載りました。簡単に内容を紹介しますと、ボルティモアで、兼業農家の人が200人の人と地域通貨を始めた、というものです。イサカアワーズを模倣した「ボルティモアアワーズ」という紙幣です。

続「参加型ミニ市場公募債」

2002-05-29:[gesell:04489] や[gesell:04536] で話題に取り上げた「参加型ミニ市場公募債」
ですが、群馬県が発行した通称「愛県債」が、わずか18分で10億円完売(1026人)したのを受けてか、
各地で導入の動きが盛んになってきています。
(ちなみに、群馬県では、「愛県債」30億円分の追加発行が決まったそうです。
今度は往復はがきによる抽選で購入権を割り振るそうです。条件は前回と同じですが、
0.54%と利率が前回より0.1%強低くなっています。)

札幌市は、住民を対象にした3年満期の「ミニ市場公募債」を7月に20〜30億円発行すると発表しています。
http://www.city.sapporo.jp/gyousaiji/kaiken/shiryou/20020402/minikoubo.PDF

岐阜県では、県民が県の財政状況や教育事業などに一層の関心をもってもらうことも狙って、
平成14年度中に教育改革債(20億円程度:教育設備の整備のため)の一部を「市場公募債」として発行するそうです。

他にも、鳥取県(10〜15億円)、神戸市(5億円程度)、北九州市(5億円程度)となっていて、来年度からはさらに多くの自治体でこのタイプの地方債の発行が認められていきます。そして、2006年度以降は、地方債許可制度から地方債協議制度に移行し、国等の同意がなくても
発行できるようになります(同意がない場合は財源保証されませんが)。
財源の地方分権化とは聞こえが良いですが、かなり自治体によって資金調達能力に格差が生じてくるでしょうか。Rui Izumi<>

TOP
エスペラント団体が,stelo という広域地域通貨?を発行していました。

2002-05-26:1950年代60年代には,Universala Ligo というオランダに本部をおくエスペラント団体が,stelo という広域地域通貨?を発行していました。エスペラントの図書の取引に実用されていたようです。紙幣と硬貨が出回っていたようです。私の手許には,四種類の硬貨 1 stelo, 5 steloj,10 steloj, 25 steloj があります。銀の 25 steloj は,大阪万博記念の5000円硬貨よりも,ずっと大きくかっこいいです。この団体は,今では消滅していますけれども。ふじまきさん<esperanto@thn.ne.jp>

 
シラクが順当に勝つ だろうとの見方が有力ですが 2002-04-28

Morino,Eiichi フランスの極右ル・ペンが大統領選に進出して シラクとル・ペンの間の、不毛の選択となったフ ランス大統領選は、まあ、シラクが順当に勝つ だろうとの見方が有力ですが、ここにきてシラク がレバノンのハリリ首相から賄賂をもらっていた ことが報じれられており、ル・ペンがその情報 をにぎっているとの情報があります。 ハリリはサウジ出身でレバノン一の金持ち。 毎月20万から30万ドル渡していたようです。 欧州でも政治スキャンダルが絶えません。 これに嫌気がさした人間は極右に投票する かもしれない。そうすると5月5日に国民戦線の ル・ペンが勝つ可能性ありとも。 ご興味のある方は、そう伝えるプラウダの記事 参照。http://pravda.ru/index.html http://english.pravda.ru/2002-04-28

SDRの活用を勧めるスティグリッツの議論につき PKTのMLにHenry C.K.Liu氏が投稿したメイル 2002-04-15

Morino,Eiichi SDRの活用を勧めるスティグリッツ(Google)の議論につき PKTのMLにHenry C.K.Liu氏が投稿したメイル に興味深い言葉をみつけました。

「スティグリッツの提案は見込みのないものだ。 新興国が直面している主要な通貨上の不公正 は外部通貨の圧制であり、外部通貨はこうし た経済の諸通貨が対外的価値の尺度になるべ きことに敵対的だ。 IMFやSDRはドルの覇権の前線にすぎない。 それはドルにとって代わるものではないのだ。 社会における共通通貨の存在は富者と貧者を 作り出す可能性をもつ。共通の通貨がなければ さまざまな経済条件にあるひとびとはただ違った ように生きているだけであり、当然他者よりも良かっ たり悪かったりということはない。 普遍的な購買力をもつ共通の通貨がある者を貧困 にするためにその所得や資産を他の者よりも低く価 格づける。 同じことは諸国家からなるコミュニティでも真理である。 途上国は国際通貨によって尺度されるときを除けば 必ずしも貧しくはない。・・・」

TOP
本日の日経新聞から 2002-04-09

Morino,Eiichi ケインズがゲゼル、ソディ、ダグラスを地下世界の住人と評していますが、地上にひっぱりだされたのかもしれません。
加藤寛氏は由利公正の名も挙げていますが、横井小楠の名も挙げるべきでしょうね。こんにちの破産に瀕している地方政府が幕末維新期、福井藩が横井小楠に頼ったように同じような見識をもとうと決意する必要ありですね。
2年前の東アジア実学研究会の国際シンポジウムで横井小楠をテーマに取り上げ、その折にエンデの遺言やゲゼルのことを取り上げました。中国の社会科学院や北京大学などの方々もきていましたが、えらい関心を示してくれました。日本のエライ方々は中国に遅れをとってますね〜。
幕末維新期、グローバリズムの先兵であった英国公使パークスは打倒横井小楠(Google)でしたから。
ゲゼルマネーに言及するのはいいんですがどのような出し方をするのか問題なわけで、ティンバーゲン
流の購買力外注の文脈で政策手段を考える必要があると思ってます。金融システムに対する批判を欠いたままゲゼルマネーをいっても不十分です。課税貨幣は環境税と同様それをどのような政策主体がどんな政策判断で支出するかという問題次元があります。インフレターゲットは別の発想にたってます。金融システムを通して発行量を増やす方法をとることに落ち着くでしょうが景気に対してはなんの効果もないでしょうね。

TOP
極めて困難な状況に 2002-04-06

菊池さん::日本経済がデフレ・スパイラルに入りかかっており、通常の財政 金融政策をもってしては、この苦境からの脱出は極めて困難な状況にあります。その辺の ところ を金融面で如実にあらわしているのが、無利子の日銀当座預金に20兆円もの資金が、マーケットで云うところのブタ積されているという事態です。さらに付け加えれば、 FB入札倍率が300倍、全部の札を合わせるとGDPを上回るという珍事さえ珍しくない今日この頃 です。そこで政策当局には通常では考えられない政策、一部の政策委員の言葉を借りれば ”不健全な”政策に踏み込むことが、声高に叫ばれており、そのボルテージは上がる一方です。

Morino,Eiichi 最近にわかにその声が強くなってますね。BOEのエコノミストなどが指摘するようになったからでしょうが、これまでの政策のほうが不健全と思います。量的緩和ったって金融機関の資産構成を変えただけで、市中にカネが回ってないのは誰の目にもあきらかですから。金融システムを経由してカネをだしてもデフレには効果がないことは現実が示して います。

景気を回復させるには、かつてティンバーゲンがあきらかにしたように、直接消費にはたらきかける、購買力外注論が必要な状況と思います。そのさい、ゲゼルマネーは短期的に取られる方策として一考の余地ある政策と考えています。かつてカナダ、アルバータ州で政権を握った社会 信用党は、こうした購買力外注を国民配当として行いましたがそのさい、繁栄証券という貨幣をゲゼルのスタンプ貨幣の手法で行いました。当時銀行や連邦政府は大反対でしたが失業対策などで、支給されマスコミの反対キャンペーンがあったにもかかわらず流通し経済効果を発揮しました。

この国は「不健全な」政策への対応が遅れていますね。リッチモンド連銀のマービン・グッドフレンドがゲゼルマネーやそれを推奨していたアービング・フィッシャーの議論を取り上げ、連銀の政策会合かなんかで報告したのはたしか3年ほど前で、米国はバブル絶頂期でした。

それが必要とされる時期とは正反対の時期によそさまではちゃんと検討しているんですね。

ですからこんなデフレ状況のなか、日本の金融当局がインフレ期にゲゼルがインフレを収束させるために提案した「インデックスマネー」などを研究しているくらいの度量があれば国民は安心なんですが、尻に火がついてゲゼルマネーに関心が寄せられるというのも、いかにも 準備のたらないこの国らしさということでしょうか。

TOP
「縁」という地域通貨を始めています。 2002-04-03

金子洋二さん::4月から、新潟市近郊の農家4件を巻き込んで「縁」という地域通貨を始めています。農家のお手伝いをすると報酬が「縁」で支払われ、最終的には農産物や加工品と交換できるというものです。農作物の担保がついたお金ですので、「農本位制」とでも言えるかもしれません。農家と農作業のお手伝いをする人のコーディネートを「縁農村(えんのうむら)」というNPOが行います。新潟市内外の消費者に広く呼びかけ、村民を募集すると共に地域通貨のプロモーションもします。

TOP
le monde ラテンアメリカ が債務危機に見舞われた事態の歴史的展望 2002-04-02

Morino,Eiichi ラテンアメリカ が債務危機に見舞われた事態を歴史的展望 のなかで概観している記事がルモンド・ディプ ロマチクにありますので、紹介しておきます。 http://www.monde-diplomatique.fr/2002/02/TOUSSAINT/16166

エリック・トゥサンによれば、この200年間で ラテンアメリカが債務危機に見舞われたのは 4回あるわけです。第一回は1826年に始まり 19世紀中盤まで続きました。第二回目は、ゲゼル がアルゼンチン時代体験したわけですけど、1876 年から始まり20世紀初頭に終わるもの、第三回 は1931年から40年代後半まで、そして第4回目 が1982年に始まり、現在進行中のもの・・・ このどのケースでもその債務が大きく膨張していく のは世界経済、とりわけ先進国の経済の拡張と リセッションのサイクルに結びついていることなど が説かれています。

TOP
「景気動向からみた日米の株式相場」、「人間の経済」、第34号 2002-03-31

曽我 純さん::「政府が「デフレ対策」(2月27日)を発表する前から、「空売り規制」の効果が現 れ、株価は持ち直していた。「デフレ対策」発表後は空売りの買戻し期待が高まり、 3月11日には11,919円まで戻り、2月の安値から26.5%上昇した。「空売り規制強 化」は貸し株市場で大量の株式を借りて空売りしていた外国人投資家の投資行動に覿 面に現れた。3月第1週の外国人の買い越し額は7,707億円と週間では過去2番目を 記録した。これで外国人は2週連続しての買い越しとなり(合計8,845億円)、空売 りの買戻しはほぼ一巡したと考えられる。3月第2週以降は売り越しに転じており、 ファンダメンタルズに加え、小泉内閣の支持率低下などから判断すれば、基本的に は、外国人の日本株に対する姿勢は慎重になりつつある。

 国内の買い手は公的年金だけで、個人、法人すべて売り手といった歪な市場構造 だ。個人も法人も不良資産を大量に保有しており、株式のようなリスクの高い資産を 買える状況ではない。日本の株式市場は外国人に完全に支配されており、国内投資家 は見る影もない。東証1部の売買代金委託シェア(2001年)は外国人が54.7%とトッ プ。2位は年金関係の資金運用を行っている信託銀行(15.6%)である。両者を足す と70%を超えるシェアとなり、特に、シェアの高い外国人の売買動向が日本株の帰趨 を決するといっても過言ではない。世界経済のなかで、日本経済の構成比が徐々に低 下している事実に鑑みれば、2001年までの13年間に日本株を累計41.6兆円買い越した 外国人の動向は、今まで以上に重要になっている。・・・」

(曽我純「景気動向からみた日米の株式相場」、「人間の経済」、第34号、02年 3月31日所収)

TOP
通貨以外での賃金の支払も可能なのか. 2002-03-27

Rui Izumi<> 1最近巷では秘書と給料(賃金)が話題になっていますので、ちょっとだけ法律を調べてみました。賃金の支払い方については、労働基準法第24条にありました。第二十四条:賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。では賃金とはどう定義されているのか。第十一条:この法律で賃金とは、賃金、給料、手当、賞与その他名称の如何を問わず、労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのものをいう。とります。基本的には、すべて通貨(日本銀行券)で支払う必要はあるようです、ただ24条には、続きがあり、ただし、

TOP
le monde の記事 2002-03-26

Morino,Eiichi 25日付けのルモンドの記事、「金持ちニッポ ンの「しあわせ」-数百万の過大な債務を負 う日本人が断崖の淵に立つ-」は各地を回っ てやっと横浜に帰ってきてどっぷり疲れた身 には毒でした。ルモンドの記事ですからどう せ英訳や日語訳が出回るでしょうから全訳は しませんが、「日本人といえば10兆ドルも の貯蓄の山に座る富裕な人間のイメージであ るが、誰もがそうではなく彼らの中には困難 に直面している数百万の人間がおり、次第に 数を増やしていて、想像もできないほどの過 重な債務を負っている。」と始まり、「一日 に、平均、18.7人が過重な債務が引き金 で自殺する」、サラ金、マチキンの跋扈する さまが克明に記事になってますから、欧州で の日本のイメージも変わるでしょうね。 誰もが事、わが身に及ばねば、不況のなかの 安逸にみえるときもありますが、私たちみな 断崖に立っているを知ります。

TOP
英国社会投資フォーラム (UK Social Investment Forum) ( UKSIF )のサイト 2002-03-21

Morino,Eiichi 英国社会投資フォーラム (UK Social Investment Forum) ( UKSIF )のサイトです。
http://www.uksif.org/「英国社会投資フォーラム (UK Social Investment Forum) ( UKSIF )は英国で社会的責任投資を促進し奨励する。 社会的責任投資には倫理的投資や緑の投資、株主の積極行動主義、ソシアルバンキング、コミュニティ金融が含まれる。」

TOP
豆腐引換券のルポ「山の豆腐屋物語−東北を歩く13,作者:結城登美雄」 2002-03-23

(川野さん)2002年119号「グラフィケーション」という雑誌に豆腐引換券のルポ「山の豆腐屋物語−東北を歩く13,作者:結城登美雄」が載っていました。宮城県丸森町というところの豆腐屋で、大豆一升と豆腐三丁という交換レートで、自家用の大豆をつくっている農家と取引しているそうです。
豆腐引換券は、「安っぽい領収書用紙にゴム印を押し、手書きで『豆腐三丁分』と書いただけの、なんとも頼りのない紙切れであるが、気取りのない暖かさがあった」。

TOP
群馬県が「愛県債」という名で参加型ミニ市場公募債を発行しました。 2002-03-20

Rui Izumi<> 1週間ほど前の新聞にも載っていましたが、群馬県が「愛県債」という名で参加型ミニ市場公募債を発行しました。調達された資金は、医療機器の購入など県立病院の整備に充てられるそうです。愛県債の説明書には、県立の4病院の特徴と現状(利用者数)、そして総合の決算状況が載っています。あまりにも簡単なので、これを見て投資対象に判断することはないでしょうが、県内の病院の拡充を望む人にとっては、ちょうど良い商品かもしれません。

TOP
インタビューゲーム 2002-03-20

Urashima,Yuuji贈与的取引には値付けはふさわしくないので、 契約の申し出は、買い手から価格の決定を待たずに 常に「依頼」のかたちで行われる。 財・サービスの移動後、値付けが試みられるが しばし、当該価値の評価のすれ違いが起こるけれども 売り手は買い手の値付けにややもすれば従わざるを得ない。 「善意の報酬」は要求できないので、買い手のお礼が 価格のすべてをきめる。 売り手は多くを求めないのが、善意の原則となる。 互いに他を勝手に想像し、勝手に納得している。 (左党へのようかんはいくら高価なものでも次の贈答に 使われるのとおなじ) この価格について誤差が発券時(マイナスの発生時) に起こるたびにマネーの信用自体がぶよぶよに膨れてしまう のではないだろうか? 贈与経済に少しだけ契約経済を効かせてはどうだろか? 小豆のあんに粗塩をふるように。 (メニューにおける値付けの重要性)

Morino,Eiichi とてもいいですね。reciprocite'互酬性、相互性についてこの国ではまだ十分な理解があるか心配になるときがありますが、このへんがわからないといけないんですよね〜。評価価値valeur d'opinionが交差し双務性が成立してくるプロセスが大事なんですよね。相互性がもたらす双務性のうちに社会法droit socialの観念の原初的な成立があることも関与者に体験されます。

TOP
米国で 生活賃金条例運動

(安田節子さん)いま、米国で 生活賃金条例運動が広がっているそうです。(ATTACニュースレター日本語版2002 年 第8号)これは自治体に、自治体や公共機関と契約する 業者に生活賃金の保証を義務付ける条例を制定させる運動です。
すでに十数都市を 含 む80を超える自治体がこの条例を制定しているそうです。 2月にニューオリンズ で は全市的に生活賃金(連邦最低賃金の5.15ドル/時間を1ドル上回る)を適用する 条 例が可決されました。
画期的なのは、この条例は市に雇用される労働者だけでなく す べての民間企業に適用される点です。この条例の恩恵を受ける労働者の数は75000 人 で、最大約20%の賃上げとなるそうです。低賃金の労働者の賃金を上げることが経済の蘇生に役立つという考えです。こちらはわかりやすいです。

TOP
B to Bでは、地域にこそ、お取引先は多いのです。

Urashima,Yuujiもう参加して10年になりますが、山梨に来てからアーツアンドクラフツの共同企画展を自主開催するグループに参加しています。
1回3〜40人の企画ですから、のべにすると相当な数です。
今年も独自のテーマを決めて10月に山梨県立美術館でグループ展を開催します。今年はその実行委員をやっていて、月1回の準備会で毎回すこしづつ、地域通貨の解説をしてきました。,,,,,,,,,,,,

TOP
ニューヨークタイムズの2月26日にあった記事の一節・・どこも地方はたいへんです。

Morino,Eiichi 「州道の裏街道に沿ってずうっといく、こんなような町が数百、景気後退でよろめいている。ひとによっちゃあ、決して回復することはないかもしれないと心配している。テキサスのラヴィング・カウンティにある、石油掘削が止んで壊れた町に立ち 寄った。ピマやアリツ、バルトーの農民にとっちゃあコットンの価格は30年間で最 低に下がっている。ここブラディではアンゴラ羊毛向けにやぎを飼育する牧場労働者 はニュジーランドやアルゼンチン産による低価格や競争の犠牲者だ。南の段丘の向こ う側、アリゾナとニューメキシコをからテキサスやジョージアを通ってヴァ−ジニア に入る、小さな田舎のコミュニティは国の供給網の基礎を形作っている。そこは石油 やたくさんの鉱石、繊維、食料のほとんどを産出している。これまでの景気後退じゃ あ、完全に元気にならなかったにしても、少なくとも生き延びた。けれども今回の場 合は、経済全体が若干の回復の兆しをみせたにしても、気味が悪いことに、これらの 町の多くでは違っている。90年代初期の、この前の景気後退のときから、中国やロ シアなどの旧ソ連の国々が世界の商品市場に突進してきた。それと同時に、新たな貿 易協定が長い間米国の産業を外国との競争から隔離してきた関税を撤廃した。いま、 いっそう安く輸入品を買える消費者や産業は自由貿易から利益を得ているが、原材料 に頼っている場所の暮らしはひどいものになってきた。こうした、すでにもがいてい るコミュニティにとっちゃあ、ポストーグローバル化の景気後退は好況ー景気後退ー 好況というかつての一連の流れを打ち壊し、長期に生き延びる可能性を消し去るかも しれない。外国の炭酸カリウムやウランはいま、ニューメキシコのそれより安いし オーストラリアのウールはテキサスヒルカントリーで6000人近くが農業を営んで いる、ここブラディで生産されているのより安いんだ。ラテンアメリカとの競争で、 アリゾナやニューメキシコで停滞している銅の採掘は回復しないかもしれない。同州 採鉱委員会の会長、テリー・フレッチャーは「ニューメキシコのどの地方も採鉱に依 存している」という。そしてだ、ほとんどの坑夫による採鉱は沖合いに向かってい る。たしかに立ち直る道を見つけている、こうした裏街道沿いのまちもあることはあ る。町によっては不規則に拡大していく都市の範囲の一部になっている。テキサスの フォレックスビルの都市に包囲されたピーナッツ農家の相続人はサンアントニオのデ ベロッパーに売り払ってしまった。ブレイディーハンティング用の森はハンターにカ ネを落とさせる。ニューメキシコのシルバーシティのような別の町では博物館や骨董 品店を使い彼らの過去の遺産を売ることでうまくやっていこうとしている。しかし多 くの地域コミュニティにとって何年にもわたり衰退してきた産業は絶滅するかもしれ ない。・・・」

DISCUSSION:無法国家極まれりの感

やまなかさん:日経ビジネス2002.3.11 時流超流 ニュースの死角 谷口智彦(編集委員) 目に余る“官製”市場操作 によれば、先の空売り規制もさることながら、銀行株について目立つのは「株売り」自体の制限である。政府は株価維持のため、手続き的正当性の疑わしい> 介入を続けている。・・・略・・・金融監督庁を通して証券会社にトンでもない> 支配介入をしている実体が記されている。・・・略・・・明らかな権限逸脱による嫌がらせに、各社とも音なし。報復を恐れるからだ。こうして3月危機は政策的に封殺されつつあるが、この分では小泉純一郎> 政権は市場破壊者として名をとどめるだろう。・・・略・・・公共財である市場を> 自ら殺す国を、誰が信用するだろう。とある。法治国家?無法国家極まれりの感。

森野さん:まったくそうです。こういう権力的な手法が、他方で投機(カラ売り)を理由にして行われるのであれば、売ったり買ったりにかかるコスト、つまり有価証券取引税を引きあげるなど市場を殺さぬ抑制のきいた手法がいくらでもあるんです。
でも、幕府はどうしても政治的理由で11000円台を実現したかったということでしょう。なりふりかまわぬ手法をとったツケは深い谷の反動となってはねかえるでしょうね。
5月以降がこわいです。実体経済のそれこそ実態が出てきますから。
お上こわさの民もこの程度とお思いかもしれませんが、それも当然と思わせるキタナイ市場操作はこれまでもお上はずっとしてきたんですよ、その現場にいるものは反抗などできやしませんわ。専制主義です、この国は。
お上がばくち場の胴元のようなもんです、都合が悪くなると勝手にルールを変えるんですから。
このへんの詳しい分析は「人間の経済」で提供される予定です。

TOP
連帯経済も私的部門も予断なく事実をみる姿勢の必要性

Morino,Eiichi フランスの連帯経済大臣、ギ・アスコエさんは、連帯経済に「実業の世界と融合すべきだ」といっていますが、その真意は連帯経済も私的部門も予断なく事実をみる姿勢の必要性の強調と私は解釈しています。いずれの部門も社会というコンテキストで己と他を見る姿勢の大事さと思います。
いいことやってんだ〜という思い上がりがあるかぎり、それ特有の腐敗への芽をつめません。
地域通貨にして効能ありとせば、「うるわしい言葉」でごまかさず(そ〜いうところもあるか(笑))、あるいは「倫理」で恫喝せず、人の事実を人が対等の次元にたってみる姿勢を提供していることでしょうね。
社会にかかわることで上下はないという視点が問題の真実を手にいれさせてくれるはずです。
そうしてはじめて人は己が何によって社会的であれるかを意識に持ちきたすのでしょう。そこまで帰らないとどの部門であろうが、再生はないところにまで追い込まれているんじゃないでしょうか。

日本にはまともな「公債市場」は存在しない。青木秀和さんの寄稿

名古屋市は80年代の終わりに「世界デザイン博」という地方博覧会を開催しま した。開催主体は名古屋市が中心となって設立した「デザイン博協会」。同協会 は、博覧会終了後、表面上約2億3000万円の「黒字」を記録して解散しました。ところがこの黒字はあるカラクリで強引に捻くりだしたものだったのです。その カラクリとは、博覧会で使ったベンチやゴミ箱など備品を名古屋市が約10億円 で購入して、デザイン博協会に渡したというものです。

「銀行の不良債権」と「非金融法人の不良資産」

銀行の危険債権は150兆円前後

金融庁によると、都銀から農協系統まで合算した金融機関の問題債権は99年度末現在、81.1兆円と前年度末を幾分上回った。名目GDP(国内総生産)の16.6%に当たる巨額だが、この査定結果をそのまま鵜呑みにはできない。なにしろ、問題債権は単独ベースで自己申告という眉唾物だからだ。破綻した長銀や日債銀が幽霊会社を設立し、大半の不良債権を飛ばしていた事実などから判断すると、とても信用できるものではなく、81.1兆円は相当過小に見積もった数字と考えられる。さらに問題債権の大半は第2分類(要管理債権)に区分されている点も信憑性に疑念を抱かせる。問題債権の96.4%に当たる78.2兆円が灰色の第2分類で、第3分類(危険債権)は3.5兆円に過ぎず、問題債権の大部分は将来正常な債権に生まれ変わる可能性が高いと評価されているからである。だが、土地担保融資の動向などから推計すれば、第3分類以上の腐った債権は優に100兆円以上あるはずだ。

人間的な市場経済のための雑誌「Humanwirtschaft」(人間経済)の2001年12月/2002年1月号が刊行

特集は
陰鬱な別離:ドイツマルクは去り、
懐疑的なる期待:ユーロがやって来るということで、ユーロが特集されています。

「救済の島」(金融の謎が解けた)

カナダのTurmelのMLでLouis Even (ルイ・エバン)の「救済の島」(金融の謎が解けた)というお話がネットで読めるようになったのを知りました。

GRSJ HOME / ライブラリー

2002 Gesell Research Society Japan: All Rights Reserved