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ごく簡単なマネーサプライの説明

:: Morino,Eiichi

ふつう貨幣の数量方程式で貨幣の流通速度を計算するとき、名目GDPをM2+CD で割って出しますが、このマネー・サプライ(M2とCD)は流通現金、預金通貨、準通 貨、CD(譲渡性預金)のことです。
お札が50兆円というときは中銀の現金発行高に市中銀行の中銀への預け金を合 計(これがベース・マネー)したもので、マネーサプライのうち、それ以外は金融シス テムが作っているお金といっていいでしょうね。
各国中銀はマネーサプライを集計していますが、国によって分類法と呼称に違い があるので困ります。
因みに 米国はマネーサプライをM1、M2、M3に分けて集計していて、英国はM0、M4 ユーロエリアはM3、ドイツはM3、フランスはM3プラスP1、日本がM2プラスCD でそれぞれになにを集計していくかに違いがあります。
集計項目にそれぞれなにが あるかは省略。
ただこういう分類とは別に現金発行高をみて、これをマネタリ・ベースとして、貨幣 乗数がどれくらいか(どれくらい信用膨張や収縮があるか)とらえようとするわけです。
マネーサプライ(M2+CD)がマネタリー・ベースの何倍になっているかをみるわけ。
マネーサプライの増減は中銀の貨幣発行量の増減だけで決まっているわけではない ことが重要と思っています。

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