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穀物銀行

:: Morino,Eiichi

穀物銀行
いま、インドやバングラで、かつての、19世紀 米国の小農たちによるポピュリスト運動で提起さ れた備蓄倉庫要求や、梅園の慈悲無尽請に似た「 穀物銀行」が取り組まれ始めたり、準備されてい るそうです。
古代エジプトの穀物備蓄制度と同様 こうした取組の本質はマイナス利子率の制度化、 資金供給者の権力への対抗にありますが、現実の動 きは速いですね。
必要とされるところに「生えて」 くる・・ ........ 「インドで、我々は穀物を預金として引き受け、 顧客がその代わりに融資を受けることができる か、あるいは穀物銀行が市場率でそれを販売す るプロジェクトを計画している。
ちょっとした コメントでさえ計画を進めるには助けになりま す・・・ Raj Patel」 「バグラディシュでは、はっきりと穀物銀行と 呼べるものはないが、いくつかの私企業と SAGORIBと呼ばれるNGOのひとつが、あなたのいう 穀物銀行に似た事業をおこなっている。
これが どのように機能しているかについて、基本点を 確認してみたい。
・・・バングラディシュでは米とじゃがいも、豆が 主要な作物であり、貯蔵しうるもので、二つの「銀行」 がこれらを保管している。
その基本的なメカニズムは こうです。
農民は自分の米や豆をシーズン中、「銀行」 が建設した倉庫に保管することができる。
こうした保 管施設を利用するためには、農民は一定の料金を銀行 に支払う必要がある。
こうした貯蔵施設は、農民をね ずみや昆虫が引き起こす米や豆の量目における損失や 被害から守るものである。
穀物銀行が提供する主な利 点や利益は農民が倉庫に貯蔵した米や豆の総価格の5 0%から70%に額の融資を受けられることである。
穀物銀行は年当たり15%から20%の利子をかける。
農民は自分の穀物を引き出すまでの期間の利子を添え てローンを返済することができる。
穀物引出時は米や 豆の価格は高くなっているわけだ。
農民は融資設定時 に、融資返済を分割する交渉を穀物銀行とすることも できる。
SAGORIBは協同組合のようなものである。
SAGORIBは農民からの出資金で倉庫を建設する。
その収 益は毎年、農民の株主たちに配分される。
じゃがいもに ついては、私企業、NGO双方でイニシアティブがとられて いる。
BRACはNGOのひとつであるが、Dhaudkandi, Comilla で大規模な冷蔵貯蔵施設をもっている。
農民は収穫期には こうした施設にじゃがいもを貯蔵しておく。
そして農民は 貯蔵料金をい支払うわけである。
冷蔵貯蔵銀行は貯蔵され たじゃがいもを担保に融資を提供する。
融資額はじゃがい もの現在価格の総額の75%から80%である。
銀行はま た15%から25%のレンジで融資に利子チャージをかけ る。
返済が全額返済か分割返済かは融資時に交渉される。
・・・」Harun-Or-Rashid こうした穀物銀行の利点として、 1農民が直接穀物を貯蔵する場合のねずみや昆虫に よる損害を回避できる 2収穫のピーク・シーズンに低価格で収穫物を販売 する不利益を回避できる 3融資のかたちで作物の現在価格を手にすることが できる 4作物の価格は高騰する非収穫期に穀物を販売する ことができる 5穀物銀行が農民の協同の倉である場合は出資に応 じた利益の配分をうることができる が考えられているようです。
梅園の慈悲無尽を海外に紹介しなけりゃならんですねー。

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