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-連帯経済の精神、「経済を考える」仕方を変え、多元的な経済を拓く-

:: 森野です。 Morino,Eiichi

久しぶりにフランス政府の連帯経済のペイジをみました。
連帯経済担当閣外大臣、ギ・アスコエの多元的経済に
関する3月13日付けの文章がでていますね。
ちょこっとだけ紹介しますと・・
・・・
連帯経済をよりよく理解するために

-連帯経済の精神、「経済を考える」仕方を変え、多元的な経済を拓く-

連帯経済を理解することには下記が含まれる。

・全地球的に、つまりローカルからグローバル
な視野のなかに自分を位置付ける。連帯経済は
世界のさまざまな次元で理解される、哲学的な
それであったり、行動の領域でも、持続可能な
発展のなかでも。

・経済をその本源に立ち返り、経済をもともとの
その機能のなかで探求する、つまり人間の作る
諸社会のなかで交換や財やサービスの流通で。

・経済進歩の多元性を確保するために経済
の一次元的な考え方と手を切る。

・19世紀が始まっていらいの歴史的与件の
なかで永続的と考えられてきたものを再検証
する。それは相対的に考えることが必要である
ということであり、今日の「真理」が明日のそ
れではないと考えることである。

・連帯経済は「市場からなる社会」よりも
「市場と並存する社会」を好む。市場社会
は人間の活動の全体を商品化のなかに押し
やり、商品化は生きとし生ける者にまで拡大し
ている。

・連帯経済は自由な経済の妥当性と起業家の徳、
創造的性格を認める。しかし、こうした経済を、可能で、
ありうべきただ一つの交換システムとみなす考え方を
否認する。新自由主義的なグローバリゼイションが利
益を追求するなかでエコシステムにもたらした破壊的効
果によって人類を危険に陥れていることで明らかだ。
・・連帯経済は収益をあげることを排除しはしないが、その
活動が持続可能であることを確保するためにこそあるわけ
である。だからといって連帯経済の目的がそこにあるわけ
ではない。優先されるべきは人間の発展の持続的な達成で
ある。

・社会経済は中世以来、19世紀、20世紀を経て
「公的利益」の人々の認知を表現してきたが(1901
年のアソシアシオン法や相互主義のシステム)、歴史的
に市場経済の発展が引き起こした社会問題の出現のなかで
で登場してきた。資本蓄積や金融資本化、そして投機の原理
に対して社会的で連帯的な経済はもう一つの富、意味、紐帯、
公正さを創造する別の仕方を提起する。それは経済の進め
方の相互主義化や民主化による。社会的で連帯的な企業は
個別の利益に集団の利益を優先させる。

・したがって連帯経済には「富」の定義自体を再検証する
問題が含まれる。評価を欠き、金融上の指数で尺度した
国内総生産とはなにか、そこでは生産モデルに必然的な
いかなる破壊的インパクトも考慮されてはいない。・・

詳しくは下記を参照。
http://www.social.gouv.fr/economie-solidaire/index.htm Morino,Eiichi

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