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ルイ・エバン、『社会信用教本』

::Louis Even, Syllabaire du credit social, 1941

「お金が富であるとはいえないでしょ。お金は一時的な欲求を満足させるこの世の財ではないから。

 ひとはお金を食して生きるわけにはいかないし、衣を満たすために、一ドル札のたばで外套を仕立てるわけにはいかない。お金を当てにできないことがわかるでしょ。

お金を患部にあてたからといって病状が回復するわけでもない。額にお金を載せたからといって知識が増えるわけでもない。

 お金は富ではないんだ。富というのは、人間の欲求に応える役に立つもののことだ。

 パンとか肉とか、魚、コットン、木材、せっけん、道路を走る自動車、病人のとこ「お金が富であるとはいえないでしょ。お金は一時的な欲求を満足させるこの世の財ではないから。

 ひとはお金を食して生きるわけにはいかないし、衣を満たすために、一ドル札のたばで外套を仕立てるわけにはいかない。お金を当てにできないことがわかるでしょ。

お金を患部にあてたからといって病状が回復するわけでもない。額にお金を載せたからといって知識が増えるわけでもない。

 お金は富ではないんだ。富というのは、人間の欲求に応える役に立つもののことだ。

 パンとか肉とか、魚、コットン、木材、せっけん、道路を走る自動車、病人のところに訪ねてくれる医者、知恵のある教師とか、そうしたものが富なんだ。

 現代世界では、誰もがなにからなにまで作っているわけではない。お互いに販売しあうことが必要だ。お金は売ったものと引き替えに受け取るもののしるしにすぎない。

他人が欲しいものと引き替えに渡すしるしなんだ。

 富は事物のこと。お金はしるし。このしるしは事物の後についていかなくちゃいけないよ。

 ある国で販売するたくさんの物がある場合、たくさんのお金も必要だ。そうして物があればあるほど、お金は回らなきゃなんない。さもないとなにもかにもが停滞してしまう。

 いまある欠陥はそうした釣り合いがとれていないことだ。応用科学や発見、機械の進歩のせいで、欲しい物はたくさんあるけど、多くのひとには手に入らないんだ。多くの職業が無用で、無益なことをしているということ。破壊するために雇われて仕事しているわけさ。

 なぜならお金は、生産物を回すために作られたのに、生産物の間に関係をつける人々の手の中にあるのかい?」

ルイ・エバン、『社会信用教本』Louis Even, Syllabaire du credit social, 1941.

ろに訪ねてくれる医者、知恵のある教師とか、そうしたものが富なんだ。

 現代世界では、誰もがなにからなにまで作っているわけではない。お互いに販売しあうことが必要だ。お金は売ったものと引き替えに受け取るもののしるしにすぎない。

他人が欲しいものと引き替えに渡すしるしなんだ。

 富は事物のこと。お金はしるし。このしるしは事物の後についていかなくちゃいけないよ。

 ある国で販売するたくさんの物がある場合、たくさんのお金も必要だ。そうして物があればあるほど、お金は回らなきゃなんない。さもないとなにもかにもが停滞してしまう。

 いまある欠陥はそうした釣り合いがとれていないことだ。応用科学や発見、機械の進歩のせいで、欲しい物はたくさんあるけど、多くのひとには手に入らないんだ。多くの職業が無用で、無益なことをしているということ。破壊するために雇われて仕事しているわけさ。

 なぜならお金は、生産物を回すために作られたのに、生産物の間に関係をつける人々の手の中にあるのかい?」

ルイ・エバン、『社会信用教本』Louis Even, Syllabaire du credit social, 1941.

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