日銀の資金供給手段を評価する

曽我 純:

・・・日銀の景気を刺激する弾はもはや尽きた。金利はほぼゼロだし、買いオペも準備預金に積み上がるだけで、その準備預金を元手に、日銀は国債等を買い入れる。金融機関は貸出先がなかなか見つからないから準備預金に積む。このように、日銀と金融機関の間を金が循環しているだけで、日銀と金融機関の外には金はほとんど出て行かない。

いままで散散行い効果の見られなかったこのようなオペを評価するなど、政府や市場参加者の気が知れない。政府に媚びする日銀、拙劣な措置を引き出しその場を繕う政府。株式バブル崩壊から年末で20年を迎えるが、その間してきたことは、効果のない政策の繰り返しであった。であるから20年経過しても株価はピークの4分の一ほどでしかないのだ。政府や日銀が、このまま過去の政策を踏襲していくならば、日本経済の衰退に歯止めはかからず、株価は下降トレンドを描いていくだろう。PDFを読む週刊マーケットレター(091207).pdf

この記事について

この記事は「編集者」の寄稿です。2009年12月 6日 18:38.

FRBの甘い経済見通しとドル安 は以前の記事です。

10月のOECD景気先行指数、前年比+6.0%と26年ぶりの高い伸び は以降の記事です。

ホームページ

ホームページ