2009年10月 Archives

米実体経済弱く、マネーは商品市場に流れる

曽我 純:

週末、ドルユーロ相場は1ユーロ=1.5005ドルで終わり、週末値では08年8月第2週 以来、約1年2ヵ月ぶりのユーロ高ドル安である。ユーロ圏が米国の景気よりも回復力が 強いことが、ユーロ高ドル安を進行させている。ユーロの短期金利は0.68%とドル金利を 0.4%も上回っており、金利差からもユーロに資金が向かいやすい地合だ。PDFを読む

米国の景気回復の持続性に疑問

曽我 純:

米鉱工業生産指数は5月を底に3ヵ月連続で上昇し、米国の生産は緩やかに回復しつつ ある。7−9月期では前期比1.2%と08年1−3月期以来6四半期ぶりにプラスとなった。 ただ、9月も自動車・同部品の生産が前月比8.1%伸びており、これだけで鉱工業生産指数(前月比0.7%増)を0.4%引き上げ、寄与度は5割を超える。7−9月期では自動車・同部品の鉱工業生産への寄与度は9割近くに上昇し、政府支援策による当該部門の生産急増が米生産を底打ちさせたといえる。だが、すでに9月の新車販売台数は前年を22.7%も下回り、10月以降も厳しい状態が続くだろう。米雇用の悪化は容易に改善に向かわず、雇用者報酬の減少(8月、前年比4.3%減)などから、特に、耐久消費財への支出は絞られると考えられる。10月以降、自動車・同部品の生産が落ち込むことになれば、米鉱工業生産の回復も一時的なものにとどまり、ふたたび低下することになるかもしれない。PDFを読む

設備投資の不振で回復力弱い日本経済

曽我 純:

10月5日発表の9月のISM非製造業景況指数が50.9と昨年8月以来約1年ぶりに景気 の拡大・縮小の分かれ目である50を上回った。ISM製造業景況指数は8月に50を超え、 9月は前月比0.3ポイント低下したものの、50超を維持していることから、9月には製造 業と非製造業がともに景気拡大に転じたといえる。こうした業況指数の改善を好感して、 NYダウは週間で4.0%上昇し、昨年10月以来の高い水準に回復した。PDFを読む

有機ネット神奈川さん勉強会

有機ネット神奈川さんから勉強会にお誘いいただきましたので、下記にご案内いたします。

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有機ネット神奈川 10月の勉強会

 二宮尊徳というと学校にある銅像を思い浮かべる人が多いでしょう。道徳教育のシンボル、特に「勤勉」「節約」「孝行」の実践者というイメージを抱いている人がほとんどたと思います。しかし、農村改革運動の指導者として二宮尊徳を知る人は少ないです。今回二宮尊徳をテーマに選んだのは、日本のこれからの農業を考えていく上で、非常に重要な示唆を私たちに与えてくれるキーマンだと考えるからです。二宮尊徳の活動はその後「報徳社」に引き継がれて発展をしていきました。そこには今日の農業問題と共通する問題に立ち向かいながら様々な創意工夫で解決していった貴重な実践が残されています。残念ながら今日、この二宮尊徳と報徳社は忘れられています。この忘れられた偉業に再び光を当て、私たちの有機農業運動やエコロジー運動に尊徳や報徳社の意匠を活かして行きたいと考えます。そこで、地域通貨の研究や実践に於いて有名ですが、近世から近代にかけての日本経済を研究されている森野榮一先生を講師にお招きします。尊徳と報徳社の他、近世~近代において、日本での農民による優れた運動も紹介していただけるとのことです。(片柳)


【日 時】 10月21日(水) 夜7:00~9:00

【場 所】 なないろ畑中央林間出荷場 http://members2.jcom.home.ne.jp/nanairobatake/page013.html

【定 員】 20名(有機農業ネットワーク神奈川の会員優先)

【主 催】 有機農業ネットワーク神奈川 http://kanagawa-yuki.net/

【問い合わせ・申込み】 http://kanagawa-yuki.net/postmail/postmail.html

【参加費】 会員300円 非会員500円

【当日 開場】6:30

【当日 問い合わせや連絡等】 6:30~ TEL 046-283-0339 なないろ畑出荷場

【テーマ】 報徳仕法の今日的意義ーー大日本報徳社の歴史から学ぶ

【報 告】 森野榮一 氏
                          
【口 上】 とかく新規な議論ほど好まれる。薬は遠方の産ほどその効能が信じられる。つまり外国の、一見目新しいものが尊重される。農業、環境にして然り。しかし、それらが、たとえば循環型社会といい多品種混植といい、多く東アジアに淵源することには思い及ばない。p2p金融もマイクロクレジットもよろしかろう。しかし、農村金融のあり方として二宮尊德の無利息金貸付スキームにはとどいていないようにみえる。振り返るべきは私たちの昨日にあるのかもしれない。日本近世の農政家に共通しているのは民富の増進である。その思考は明治期の過酷な農村経済事情のなかでも実践家たちによって活かされてきた。そうした歴史的遺産が気づかれていないのは残念なことである。今回、二宮尊德の報徳仕法の実践例として平塚の大沢家仕法を振り返ることから始めて、明治期、大日本報徳社による信用組合設立など農業と農業金融の実践経緯を学んでみたい。(森野氏)


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★★懇親会 勉強会の後 中央林間のレストラン(サミット2階のココス)にて、11時くらいまで

デフレでは株は買えない

曽我 純:

野村ホールディングスは9月24日、公募増資を発表したが、その翌日以降、日経平均 株価は下げに転じ、10月2日には9,731円と24日比813円、7.7%も下落した。5,000億円 もの資金を調達することは、内部の事情に加えて、先行きの株式相場を睨んで決定したこ とであり、株式市場へのインパクトは極めて大きかった。 金融機関の多くは先を越されたと臍をかんでいることだろう。日興コーディアルが三井 住友の傘下に入る前に、増資を発表したのも銀行に一撃を加え、ライバルを蹴落とす意図 を感じる。PDFを読む

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