町工場の現場から(一六)--鍛造会社-- 杉浦 明巳

日本の鍛造業は、自動車産業の伸びとともに、生産を上げ、今や世界的にもトップレ
ベルの水準にある。鍛造によって作られる鍛工品は鋳造品や板金品と比べ、しなやか
で強く、無駄な加工をせずに、効率のよい製品ができる。その優位性を活かして、製
品の安全性を支えるような重要な箇所に用いられてきた。けれども、最終製品にたど
りつく、手前の中間製品として、部品を供給するために、規模としては中小企業がほと
んどで、大手メーカーの下請け的な位置に置かれ、低い利益率を強いられている企業が
多い。

また、技術については、金型を使って、量産品に向く、「型鍛造」と、金型を使わず、
熟練と勘によって仕上げる「自由鍛造」があるが、デジタル化が進んでいる板金業界と
比べ、どちらも、OJT(オン・ザ・ジョブトレーニング)によって、技術の継承を
行っているのが、現状である。・・・
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この記事について

この記事は「koichi」の寄稿です。2009年4月 1日 13:08.

金融・住宅・消費バブル崩壊の3重苦に苦しむ米国経済 は以前の記事です。

ゲゼル研究会・名古屋講演会、会場変更のお知らせ は以降の記事です。

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