利子 interest

お金はいつまでもっていたって減りはしないね。お金が金や銀であったころは、金や銀が錆付いて値打ちが減るなんてこともなかった。実はこれがお金を持っている者とそうでない者との間に不平等を作り出してきたんだ。小さな会社も大企業も、事業をするには投資が必要だし、事業資金が要るもんだ。つまりお金が必要なわけ。ところで、お金を持ってる人間はお金を持ち続けても費用がかからないだろ。対照的に、例えば、農民は種をまくのを延期できるかい。できないんだ。だから、種を蒔く資金を借りるのを急かされているんだ。これじゃあ、取引をしようにも、立場が違いすぎるというもんだ。不平等だよ。片方は、自分に有利になるまでいつまでも待てるんだ。もう片方はとにかく急かされてるんだから。金貸しが農民に金を貸す場合は、利子を請求する。いやだとはいえない。とにかく資金がいま要るんだから。そうして農民はこの資金を借り入れるさいの利子という費用を自分が作った穀物を売るさいに、その価格に乗せなきゃならい。この穀物をパン屋が仕入れたとすれば、穀物の値段に入っている利息の分は当然、パン屋の売るパンの値段に入っていくんだ。結局、金貸しが上げる利益は社会が支払うことになるんだ。なるほど、働きもしないのに、金貸しの利益はうまい具合に増えていくもんだ。なぜって、どんな会社も利子の重荷と付き合わなくちゃならないからね。それに、このことが、富と権力の集中が続いていくことにもなるわけさ、だって、こうしたやり方で、事業が上げる利益の多くの部分が社会の一部の者たちの懐に入っちゃうからだよ。

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この記事は「koichi」の寄稿です。2001年11月16日 17:37.

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